当院の思い

当院のコンセプト

多くの方が知らない事実

多くの方が知らない事実

「いつも同じ部分が痛くなる…」「治療した歯がまた欠けてしまった…」。このような繰り返す症状にお悩みの方は少なくありません。

歯の治療が上手くいかない最大の理由を知っていますか?それは、歯科医師の診断が間違っているからです。残念ながら現在の日本の歯科医療は、「どの歯科医院に行っても正しい診断が受けられる」とは言い難い状況です。

診断とは、単に病気の名前をつけることではありません。まだ見つかっていない病気を発見することや、見つけた病気をどの段階で治療すべきかの判断も含めた、非常に広い範囲を指します。

診断が間違っていれば、どんなに良い治療も意味がありません。痛みがある場合、原因とは違う歯を治療してしまうケースすらあります。診断の間違いは、その後の治療に大きな影響が出てしまうのです。

また、仮に診断が間違っていなくても、歯科医師に正しい治療を行う能力がなければ、患者さんにとって満足のいく結果は得られません。

当院の診療方針

当院は、スウェーデン王立イエテボリ大学公認の歯周病治療専門医・歯内療法専門医である院長を中心に、北欧式の歯科診療を実施しております。

的確な診査診断と正しい治療計画を軸に、「なぜ病気になったのか」に着目して、可能な限り再治療が不要な治療、また患者さんの行動の変容を促す「徹底的な口腔健康管理」をご提供いたします。

当院では、診断がつくまでは決して治療は行いません。患者さんのお話をじっくりと聞き、あらゆる角度から病気の原因を探り出す努力をします。時間をかけ、ゆっくりしっかりと歯の健康を取り戻す。これが本来の歯科治療のあり方だと考えています。

日本の常識を覆す診査診断

なぜ診断を間違うのか?

なぜ診断を間違うのか?

痛みは目で見ることができません。患者さん本人ですら、痛みを引き起こしている場所が明確には、わからないことが大半です。

しかし、患者さんが「この歯が痛い」と訴えれば、言われた通りに治療を始めてしまう歯科医師もいます。患者さんが特定の病気を表す言葉を発したら、他の病気の可能性を十分に検討せずに「この病気に違いない」と思い込み、突き進んでしまうのです。
これは、日本の歯科医療の現場事情として、一人ひとりの診療にわずか数十分しか時間をかけられないことも関係しています。

当院の診査診断

当院では、徹底的な診査診断ですべての可能性を洗い出し、問題を解決し、お口の中の健康を長期的に維持することを基本方針としています。

痛みの診査診断において最も大切にしているのは、十分な時間をかけて患者さんの話を聞くことです。患者さんの言葉を基に考えられるすべての可能性を挙げ、思い込みを排除し、一つずつ客観的に検討します。マイクロスコープや歯科用CTの活用はもちろんのこと、診察や検査から得られた結果を統合して、慎重な診断を行っております。

また、お口の中だけでなく、全身的な疾患や生活習慣まで視野に入れて診査診断を行います。

可能な限り再発させない治療

可能な限り再発させない治療

再治療のリスクを最小限にするために、当院の治療は「治療を成功に導く初期治療(病気の原因の除去)」と「再発の可能性を徹底的に排除する口腔内の環境づくり」の2ステップで取り組みます。

治療を成功へ導く初期治療

ほとんどの患者さんは、再発の原因の一端がご自身の誤った習慣にあることに気づいていません。きちんと歯を磨いているつもりでも実際は不十分で、最終的に同じ場所が痛みだす方は非常に多いです。

当院では、本格的な治療を始める前に、歯科衛生士とともに病気の原因となる認識や習慣を見直して、口腔管理を根本的に改善する「初期治療」を行っています。

歯科衛生士が、口腔自己管理能力や病気のなりやすさを評価し、マイクロスコープも活用しながら虫歯や歯肉の診査を行います。また、プラークや歯石のお掃除をするだけでなく、患者さんの意識と行動の変容を促して、より質の高いホームケアを行っていただけるようサポートいたします。

期間は、一般的には2~3ヶ月(重度の歯周病は最長6ヶ月程度)が目安です。

再発させない環境づくり

初期治療を終えたら、歯科医師による治療で、再発の可能性を徹底的に排除する環境づくりを行います。ラバーダムの活用などで「治療中に細菌を患部に侵入させない」工夫や、細菌がゼロになるまで徹底的に除菌するなど、再治療しないための対策を何重にも施しております。

また、むやみに歯を削ったり抜いたりする治療は行いません。虫歯であれば、まず治療が必要かどうかを総合的に判断します。そして治療が必要な場合も必要最小限にとどめ、できる限り天然の歯を残すことを心がけています。

1回の治療にかける時間は90分が目安で、精密な治療を行っています。

治療後の口腔健康管理

治療後の口腔健康管理

歯の治療を終えた患者さんへは、1~3ヶ月に1回のペースを目安に、歯科衛生士による「サポーティブセラピー」で口腔健康管理を行っています。治療後の口腔内に新たな問題が発生しないよう、口腔自己管理能力や病気のなりやすさの評価、マイクロスコープを活用した虫歯や歯肉の状態の診査を実施します。

歯科医師による噛み合わせの診査や、歯の破折を予防するためのチェックも行います。口腔内の環境に問題があれば、再び初期治療に戻ります。

また、生涯にわたるお口の健康をサポートするために、歯科医師や歯科衛生士が患者さんのご自宅等に伺う「訪問診療」も実施しております。

患者さんに寄り添う歯科医院

コンサルテーションを重視

コンサルテーションを重視

患者さんが安心して末永く通える歯科医院であるために、当院ではコンサルテーションを重視しております。コンサルテーションを一言で表現するなら、患者さんと歯科医師・歯科衛生士の認識を一致させることです。患者さんの訴えに真摯に耳を傾け、患者さんにとって無理なく、適切な結果が得られる治療計画を、一緒に話し合いながら立案してまいります。

患者さんを中心としたチーム医療

患者さんを中心に、歯科医師、歯科衛生士、栄養士、歯科技工士、受付がそれぞれの役割を果たし、責任を持って患者さんのお口の中を管理してまいります。

歯科医師

患者さんの口腔健康に責任を持ち、的確な診断に基づく治療を提供いたします。

歯科衛生士

歯や歯肉の問題発生を防ぎ、治療中も患者さんに近い存在としてお悩みを分かち合います。

栄養士

健全な食生活を実践できるように食育のサポートをいたします。

歯科技工士

精巧な技工物を製作します。適合性、審美性、清掃性と3拍子揃った技工物を提供します。

受付・歯科助手

治療への不安をできる限り和らげ、患者さんが通いやすいよう予約の確認や笑顔の声かけを大切にします。

北欧基準の高度な診療

歯周病治療・歯内療法の専門医

歯周病治療・歯内療法の専門医

理事長はスウェーデンのイエテボリ大学院に留学し、スウェーデン王立イエテボリ大学公認の歯周病治療専門医および歯内療法専門医を取得している、歯科医師です。

北欧方式の治療

当院の虫歯治療、根管治療、歯周病治療は、「北欧方式」で行っております。

歯を削る量を最小限に抑えるほか、虫歯治療・根管治療において、細菌の侵入を防ぐラバーダムを標準的に使用(自費診療の場合)しています。根管治療では、細菌検査を実施して治療の効果を管理します。また、歯周病治療ではホームケアによるプラークコントロールを徹底するため、歯科衛生士が患者さんの口腔健康観や行動変容を最重視して取り組んでおります。

再発を防ぐ為の診査診断を重視

再発を防ぐ為の診査診断を重視

日本の医療は対症療法が中心で、病気になる原因を取り除く「原因除去療法」はまだ本格的に行われていません。歯科医師が診察で病気を見つけようとするのは当然のことですが、一方で患者さんの「病気のなりやすさ」や「リスク」は見落とされがちです。「虫歯がなければそれでよし」で終わらせず、原因を見つけて対処していくことが重要なのです。

当院の歯科医師・歯科衛生士は、医療面接を学び実践しております。まずは、患者さんの歯のお悩みやご希望について、お話をよくお聞きすることから始めます。また、どんな悩みをお持ちでどんな治療を望まれているのか、普段どんな生活を送っていらっしゃるのか、といった患者さんの個別の状況に合わせて、オーダーメイドの治療計画をご提案いたします。

診査診断に活用する精密機器

マイクロスコープ

マイクロスコープ

マイクロスコープは、肉眼では見えない細部を約20倍の大きさで確認できる歯科用顕微鏡で、精密な診療に欠かせない機器です。当院では4台のユニットすべてにマイクロスコープを設置しており、歯科医師だけでなく歯科衛生士も活用して、被せ物の隙間にたまったプラークを見逃しません。

歯科用CT

歯科用CT

歯や顎の骨の状態を三次元で立体的に把握できる機器です。歯の根の状態、神経や血管の位置などを把握できるため、根管治療、歯周病治療、インプラント治療等の診査診断に大いに役立ちます。

滅菌対策の徹底

滅菌対策の徹底

唾液や血液が飛び散りやすい歯科医院において、感染対策は不可欠です。当院では医療機器や診療室の滅菌・消毒はもちろん、ディスポーザブル(使い捨て)を徹底しております。

クラスB高圧蒸気滅菌器

お口の中や歯の内部で使用する器具は、無菌であることが絶対条件です。当院のオートクレーブ(滅菌器)は、あらゆる種類の被滅菌物を完全に滅菌できる「クラスB」のものを使用しています。

器具の滅菌管理

消毒を済ませた器具やハンドピース・タービンなどは、滅菌パックにて無菌状態で保管します。治療で使うまで、人の手はもちろん、空気に触れたり雑菌が付着したりすることはありません。

ユニット周辺の衛生管理

コップやエプロンなどはディスポーサブル製品を使用。お口の中に入れるハンドピース・ミラーやピンセットは患者さんごとに交換します。治療ユニットも新型のものを使用しており、お口をすすぐためにユニットから出る水も消毒されています。

ラバーダムの使用

ラバーダムは、治療中の部位に汚れや細菌が侵入しないよう保護するゴム製のシートです。虫歯治療や根管治療では、治療中の無菌状態を保たないと、再発のリスクが高まります。

当院ではラバーダムを使用し、清潔で治療効果の高い治療を行っております(自費診療の場合)。ラバーダムは、治療に使用する薬剤からお口の中の粘膜を保護し、治療器具やフィルムの誤嚥(ごえん)・誤飲を防ぐ役割もあります。

細菌検査

根管治療の終了前に、根管の中をサンプリングして細菌検査を実施します。本当に無菌状態になったかどうかを科学的に判断して、再発リスクを限りなく下げていきます。

プラークコントロール

プラークコントロールを徹底することにより、すべての処置において感染のリスクを減らし、治療をスムーズに進めます。

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