虫歯治療

北欧と日本の違い

スウェーデンの虫歯学

スウェーデンの虫歯学

ヨーロッパには「虫歯学」という学問があります。スウェーデン・イエテボリ大学のう蝕学教室を率いるボー・クラッセ教授は、同国の「う蝕学」を発展させ、「う蝕学の父」と呼ばれています。

同大学は、世界で初めて予防の重要性を打ち出しました。1960年代から長期にわたる膨大な調査を行い、対症療法(悪くなってから治療する)から予防治療中心へと、歯科のあり方を根本から変えていったのです。その一番の意義は、「虫歯や歯周病などあらゆる口腔疾患に最も有効なのは、プラークコントロール(歯垢除去)である」と証明したことです。

日本には虫歯学がない

残念ながら日本には虫歯学がありません。代わりにあるのが「保存修復学」で、現代まで「虫歯ができたら削って詰める、被せる」ということばかりが行われてきたのです。

当院の虫歯治療

当院の虫歯治療

当院では、北欧式虫歯治療を採用しております。プラークコントロールを中心に、治療後も再発しないように徹底した管理プログラムをご提供します。

1.徹底的な診査診断

当院は、徹底的な診査診断ですべての可能性を洗い出し、問題を解決し、お口の中の健康を長期的に維持することを基本方針としています。

痛みの診査診断において最も大切にしているのは、十分な時間をかけて患者さんの話を聞くことです。患者さんの言葉を基に考えられるすべての可能性を挙げ、思い込みを排除して一つずつ客観的に検討いたします。マイクロスコープや歯科用CT等の活用はもちろん、診察や検査から得られた結果を統合して、慎重な診断を行っています。

2.治療を成功へ導く初期治療

本格的な治療を始める前に、歯科衛生士とともに病気の原因となる認識や習慣を見直し、口腔管理を根本的に改善する「初期治療」を行います。プラークや歯石のお掃除をするだけでなく、患者さんの意識と行動の変容を促し、より質の高いホームケアを行っていただけるようサポートいたします

3.再発させない環境づくり

初期治療を終えたら、歯科医師による治療で、再発の可能性を徹底的に排除する環境づくりを行います。むやみに歯を削ったり抜いたりする治療は行いません。まず治療が必要かどうかを総合的に判断し、治療が必要であっても必要最小限にとどめ、できる限り天然の歯を残すことを心がけています。

4.ラバーダムの使用(自費診療)

虫歯の治療中は、細菌が残存しないように、またしっかりと乾燥できるように「ラバーダム」というゴム製のマスクを使用します。

5.治療後の口腔健康管理

歯の治療を終えた患者さんへは、1~3ヶ月に1回のペースを目安に、歯科衛生士による「サポーティブセラピー」で口腔健康管理を行ってまいります。

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