○○は“口”から始まる?
みなさんこんにちは。
歯科医師のMasaです。
最近、歯科の研究で
「歯周病と認知症」の関係が
かなり注目されているのをご存知でしょうか?
今日は、最新の研究結果も交えながら、
歯周病と認知症について
わかりやすくお話していきます。
まず認知症には、主に4つのタイプがあります。
- アルツハイマー型認知症
- 血管性認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
この中で、特に歯周病との関連が強いとされているのが、
アルツハイマー型認知症です。
アルツハイマー型は、
認知症の中で最も多いタイプで、
脳の神経細胞が徐々に壊れていく病気です。
主に、
- 記憶
- 判断力
- 言語機能
- 時間や場所の認識
などが少しずつ低下していきます。
アルツハイマー型認知症は、
① アミロイドβの蓄積
② タウ蛋白の異常
③ 神経細胞の減少
という流れで進行すると考えられています。
ここで注目されているのが、
歯周病の原因菌の一つである
Porphyromonas gingivalis
いわゆる「P.g菌」です。
この菌の特徴の一つが、
「ジンジパイン」という毒素を作り出すことです。
近年の研究では、このジンジパインが、
- 神経炎症を引き起こす
- アミロイドβ反応を促進する
- アルツハイマー患者の脳で関連物質が検出される
など、認知症との関連が報告されています。
ただし、
「歯周病が直接認知症を引き起こす」
とまでは、まだ断定されていません。
現時点では、
「歯周病は認知症リスクを高める可能性がある」
という段階です。
認知症には、
- 加齢
- 遺伝
- 高血圧
- 糖尿病
- 運動不足
- 睡眠不足
- 喫煙
など、多くの要因が関係しています。
しかし、認知症予防の観点からも、
口腔ケアは非常に重要と考えられています。
特に大切なのが、
- 毎日の歯磨き
- 歯間ブラシ・フロス
- 定期的な歯科検診
- 歯石除去
上記のような基本的なケアです。
日頃から意識して取り組んでいきましょう。
それでは今日はこの辺で。
Merci.






