診断学の名誉教授来日
私の恩師でスウェーデン、イエテボリ大学歯学部診断学教室の名誉教授である、
Hans-Goran Grondahl 先生から本日メールをいただきました。6月30日に来日されるようです。
彼は、今回の来日では耳鼻科および神経科における学会の講演依頼でいらっしゃいますが、
特別に当クリニックにて診断学関連の講演をお願い致しました。
私が留学中は大変お世話になりました。10以上の教科書を書かれていらっしゃると思いますが、
先日ご紹介しました、 Dental Caries という虫歯学の教科書の診断部分も彼が執筆されているのです。
10年ぶりにお会いできるので、非常に楽しみです。治療よりも重要な診断。
建物で言えば、設計にあたります。良い建物を作ろうとすると、設計と施工は別の人(会社)が常識です。
患者さんにはわかりにくい部分ですが、口腔内の健康管理の設計をどうするかは歯科の分野では、
治療も行う歯科医が担当することがほとんどです。そうすると、担当歯科医の得意分野に左右されてしまうこともあるんです。
患者さんとしっかりと相談できる環境、そういう歯科医療が広がれば良いですね。 図は2003年、2008年、2015年の教科書です。