第4回診断学コース 「非歯原性疼痛の診断」
こんにちは、診療部チームのMasaです。
先日、東京国際歯科六本木(EPSDC)が主催する第4回診断学セミナーに参加してきました。今回のテーマは「非歯原性疼痛の診断」で、口腔内もしくは口腔周辺で歯以外の原因で痛みが生じた場合に、どのように診断を進めていくかというものでした。
歯が原因で悩んだ方は多いと思いますが、歯以外が原因で口腔内に痛みが出るのはイメージしにくいかと思います。
しかし口腔内にも舌や顎関節などの他組織、ひいては神経や血管、筋肉等あるため、それらの炎症を歯の痛みと勘違いする方が多いのです。
今回はそんな難しい症例に遭遇した場合どのように見極め、診断するかというものでした。
実際にロールプレイを行ってみると、これがまた難しく診断名をつけれませんでした…
臨床の場でこの症例に出くわしたら…と思うと冷や汗が止まりません。
今回のセミナーを通して、意外にも歯以外の原因で痛みが起きることが多いことがわかりました。現在の日本人は90%以上の人が顎関節症状を持っており、その半分以上は治療が必要ないと言われていますが、それでも治療が必要な人はかなりの数になると予想されます。
また現在のストレス社会においては全体の60%以上の人がストレスを抱えているとも言われています。ストレスによって必ずしもではないですが、歯軋りや食いしばりを起こす人がおり、そういった傾向にある人は食いしばりによって筋肉の炎症を引き起こしやすいです。片頭痛はしばしばこの筋肉の炎症と間違えられることもあります。
いかがでしょうか?ご自身に当てはまる方も多いのではないかと思います。
診断学コースに参加すると、自分の知らない知識や症例を数多く学べます。向上心の強い方ほど満足いく内容になっていますので、ぜひ参加してみてください。
今週の木曜日(7/31)にも第18期診断学セミナーの説明会を行なっております。
興味のある方はぜひ参加してください。
Merci
Masa