こんにちは。診療部チームのMasaです。今回は、医療現場で常に注意が必要な「感染性医療廃棄物」について、臨床経験と法的基準に基づきわかりやすくご説明します。当院での取り組みを知っていただき、不安を解消していただければ幸いです。

感染性医療廃棄物とは? 感染性医療廃棄物とは、血液・唾液・膿など感染性物質に汚染され、感染拡大のリスクがある廃棄物のことです。歯科診療で一般的に該当するもの:

  • 使用済み注射針、メスなどの鋭利物
  • 血液や唾液が付着したガーゼ・コットン
  • 抜去歯(抜いた歯)
  • 汚染の可能性がある一部の使い捨て手袋やマスク

なぜ特別な扱いが必要か? 適切に処理されない感染性廃棄物は、以下のリスクを生みます。

  • 医療スタッフや回収業者の感染リスク増加
  • 地域社会への感染拡大の可能性
  • 環境汚染(不適切な焼却や投棄による影響)

法的な責務と当院の基準 感染性廃棄物の処理は各種法令・ガイドライン(感染症対策基準、廃棄物処理法等)で規定されており、医療機関は適切な管理・記録・報告が求められます。当院ではこれらの基準に従い、確実な管理体制を構築しています。

当院の具体的な対策(臨床現場で実施している手順)

  • 分別保管:黄色・赤色の専用容器で廃棄物を種類別に分別保管
  • 鋭利物処理:耐穿刺性の専用容器に直接投入し、安全性を確保
  • 回収と最終処理:許認可を持つ専門業者による回収・適正焼却処理を委託
  • スタッフ教育:標準予防策、廃棄物取り扱い手順、緊急時対応の定期研修を実施
  • 記録管理:廃棄量・回収日・委託先などの記録を整備し、法令遵守を担保

患者さんへのお願いと安心していただくために 通常、患者さんが感染性廃棄物に直接触れることはありませんが、処置中に器材やコットンが落ちてしまった場合は手に取らないでください。見えないところで行っている感染対策が、皆さまの安全を支えています。

私たちの目標 当院は「院内感染ゼロ」を目指し、日々の診療で細心の注意を払っています。医療の安全は技術だけでなく、廃棄物管理や教育といった目に見えない取り組みの積み重ねに支えられています。皆さまが安心して通院できる環境を維持するため、スタッフ一同、責任をもって実行してまいります。

診療部チーム Masa

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(東京国際歯科 六本木の情報)

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