皆さんこんにちは、診療部チームのMasaです。

本日診療中に歯磨剤(歯磨き粉)について質問されたので、少しお話ししたいと思います。

 

歯磨剤に含まれている成分で、F(フッ素)が歯に良いというイメージは皆さんはお持ちだと思います。

しかし他の成分はどうでしょう?歯磨剤の成分表を見て、恐らく知らない単語がずらりと並んでいるのではないでしょうか?

 

今日はその中でも代表的な成分をご紹介したいと思います。

 

清掃材(研磨剤):プラークやステインなど、歯の表面の汚れを落とす役割。

リン酸水素カルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、炭酸カルシウムなど

湿潤材:歯磨剤に適度な湿り気と可塑性を与える。

グリセリン、ソルビトールなど

発泡剤:口内に歯磨剤を拡散させ汚れを除去する。

ラウリル硫酸ナトリウム

粘結剤:粉体と液体成分を結合させ、保型性や適度の粘性を与える。

カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナンなど

香味剤:香味の調和を図る。爽快感と香りをつけ、歯磨剤への抵抗感をなくす。

サッカリンナトリウム、メントール、ミント類など

保存料:変質を防ぐ。

安息香酸ナトリウム、パラベン類など

 

いかがでしょうか?上記のもので、ご存知のものはありましたか?

早速ご自身が使われている歯磨剤をチェックしてみましょう。

 

次回も歯磨剤に関して投稿したいと思います。

ではまた。

Merci

医療法人社団EPSDC