みなさんこんにちは、Masaです。

これまで四部に渡り、歯科と全身疾患の関連性をお話ししてきました。

今日は歯科の外科時と限定はされますが、骨粗鬆症との関連性についてお話ししていきます。

 

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症は、骨の量や質が低下し、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。特に閉経後の女性や高齢者に多くみられます。

骨は常に「骨吸収(古い骨を壊す)」と「骨形成(新しい骨を作る)」を繰り返していますが、このバランスが崩れることで骨粗鬆症が進行します。

骨粗鬆症の治療薬と歯科治療

骨粗鬆症の治療では、骨吸収を抑える薬が広く使用されています。

代表的な薬には、

  • ビスホスホネート製剤(BP製剤)
  • デノスマブ製剤

などがあります。

これらの薬は骨折予防に非常に有効ですが、まれに「薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)」という副作用が起こることがあります。

薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)とは?

MRONJとは、顎の骨が治りにくくなり、骨が露出したり感染したりする状態です。

発症頻度は高くありませんが、

  • 抜歯
  • インプラント手術
  • 歯周外科処置

などの外科的治療をきっかけに起こることがあります。

しかし、必要以上に恐れる必要はありません。

実際には、口腔内の衛生状態が悪いことや重度の歯周病の方が、MRONJ発症の大きなリスクになると考えられています。

骨粗鬆症の方が歯科受診時に伝えるべきこと

歯科医院を受診する際には、

  • 骨粗鬆症と診断されていること
  • 現在服用している薬の名前
  • 服用期間
  • 注射薬を使用しているか

を必ず伝えましょう。

お薬手帳を持参すると、歯科医師が安全な治療計画を立てやすくなります。

インプラントはできるの?

骨粗鬆症だからといって、必ずしもインプラント治療ができないわけではありません。

全身状態や服薬状況、骨の状態を総合的に評価し、主治医と連携しながら慎重に判断します。

適切な管理のもとでインプラント治療が行われているケースも多くあります。

日頃の口腔ケアが重要

骨粗鬆症の治療を受けている方にとって、最も大切なのは予防です。

  • 毎日の丁寧な歯磨き
  • 定期的な歯科検診
  • 歯周病の早期治療
  • 入れ歯の調整

を継続することで、外科的処置が必要になるリスクを減らせます。

まとめ

骨粗鬆症の治療薬を使用している方でも、多くの歯科治療は問題なく受けることができます。大切なのは、歯科医師へ正確な情報を伝え、医科と歯科が連携しながら治療を進めることです。

また、歯周病やむし歯を予防するための定期的なメンテナンスが、口腔内の健康だけでなく、骨粗鬆症治療を安全に継続することにもつながります。

お口の健康を守るためにも、骨粗鬆症のお薬を服用されている方は、ぜひ定期的な歯科受診を心がけましょう。

いかがだったでしょうか?

歯科治療にも外科処置が必要になることはあります。

どんな時でも適切な治療を受けれるように、患者様も骨粗鬆症について把握しておいてください。

それでは今回はこの辺で

Merci

医療法人社団EPSDC