ブラック先生は本当に偉大な先生だったのですが、1915年に亡くなりました。彼は実は予防の最先端をいっていた方で、「エナメル質う蝕(虫歯)はブラッシングで管理できる」と何度も繰り返し力説されていたのです。今でも、何も考えずにエナメル質の虫歯を削って埋める歯科医がほとんどなのに。 すでに100年遅れた考えかたの歯科医院にはしたくないですね。 患者さんには、「管理」というために歯科衛生士の予約を取っていただいてますが、 ブラッシングのクオリティーのコントロールが必要です。 自分では、そのレベルがわからないからです。 管理に来たくない人は、いいんです。削って治療することになるだけです。 ただ、治療しても負のサイクルに陥るだけですけどね。 どんどん治療した歯は悪くなります。 おそらく経験上患者さんは知っているはずです。 それにいつ気づき、いつ変えていけるか、そのために我々がいるのです。

医療法人社団EPSDC