隣の歯を削らないように
歯と歯の間の虫歯の治療をする時には、治療すべき歯の隣の歯を誤って削ってしまうことが良くあります(患者さんも動いたりしますし)。必要のない部分を削ると虫歯が進行しやすくなります。これは良くないことですよね。スウェーデン製の製品には、これを防ぐためのものもあるのです。歯と歯の間に金属を入れたまま、虫歯の部分を削っていきます(下図)。こうすることで、無駄な切削をしないで済みます。歯科医院側からすると、面倒だし、費用はかかるし、下図のようにしないで普通に削るのが当たり前になっていますが、こういう細かな配慮があるといいですね。 さらに、下図のように小さく削るような削り方はあまりされません。これこそ大変です。出来るだけ歯を削らないような丁寧な治療を選択されたいと考える患者さんには、こういうテクニックで治療をします。
医療法人社団EPSDC