歯科医師のアヤです。

「治療を行ったにもかかわらず、患者さんの痛みが改善しない。」

臨床に携わる歯科医師であれば、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。疼痛を正確に診断できなければ、適切な治療を行っても期待した結果が得られず、患者さんの不安につながることがあります。一方で、疼痛の種類や発生メカニズムを理解し、的確な診断ができれば、治療方針を明確にし、より予知性の高い臨床へとつなげることができます。

今回の研修会では、歯原性疼痛の診断に焦点を当て、2020年に発表された国際口腔顎顔面痛分類(ICOP)をもとに、問診による情報収集や、得られた情報を論理的に分析し診断へ結びつける考え方について学びました。さらに、古典文献も併せて読み解くことで、最新の知見だけでなく、これまで積み重ねられてきた診断学の考え方を理解し、歯原性疼痛の診断を体系的に整理することができました。

歯原性疼痛の診断では、画像検査だけで診断が完結することは少なく、患者さんがどのような痛みを、いつから、どのような状況で感じているのかを丁寧に聞き取ることが重要です。問診によって得られた情報を整理し、疼痛の性質や誘発因子、持続時間などを総合的に評価することで、適切な診断へとつながります。正確な診断の第一歩は、患者さんの訴えを丁寧に聞き取り、痛みの特徴を把握することにあります。

本研修会は少人数制で行われるため、講師への質問はもちろん、受講者同士で症例について意見交換を行いながら理解を深められることも大きな特徴です。診断力をさらに高め、明日からの臨床に生かしたい先生方のご参加を心よりお待ちしております。

第20期Stage 1 イエテボリ診断学ドクターコース
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