皆さん ご無沙汰しております。 なんと気がついたら1年間ブログを書いていませんでした。 何かと忙しくしていたからでしょうか。 さて、今日は治療計画について書きます。 患者さんにとって、治療計画は重要なステップです。 その計画を、治療する先生だけにお任せするというタイプの方もいるかもしれません。 出来るだけ良い治療を、と希望される方もいらっしゃいます。 出来るだけ良い治療って、、、結構大変なのですけどね、、、 例えば場合によっては冠を被せないといけない歯もありますよね。 それをどのようなクオリティーで治療するか、色々な条件でそのクオリティーは変わってきます。削った歯にしっかりと精密に出来るかどうか、周りの歯との調和が取れているかどうか、噛んだ時の機能は大丈夫か、その被せた歯をブラッシング出来るか。他にもあるかも知れません。治療の結果、良い状態を維持出来ることを期待していらっしゃる場合は、治療のみならず、ご自身の健康管理がしっかりと出来ることが条件となります。 このようなご希望は、患者さんがどのような医療を受けたいかご相談することで明確となります。それに基づき治療計画に合った治療が選択されるということになります。言い換えれば、同じような歯の状況であったとしても、患者さんの希望や治療の選択によっては、結果が異なることになるわけです。 このようにしっかりと治療計画を相談して決めていく事は非常に患者さんにとって重要な事ですが、それではどうやって治療計画の案を提示すると思いますか? 治療計画を立てる際には、患者さんの口の中を細かく診査して、その状況を適切に分析をしているのです。細かく診ていくためには、通常よりも長い時間が必要です。目で見ただけでは、そこにある虫歯さえも良く見えないことが多いのです。治療計画を立てる前の精密診査はマイクロスコープを使って細かく診査してもらうことをお勧めしています。 診査が変われば、診断が変わる。診断が変われば治療計画が変わる。治療計画が変われば治療の方法が変わります。これら1つ1つが非常に重要なステップなのです。

医療法人社団EPSDC